Aliexpressで電子工作-15 RGB LEDコントローラを買ってみたが

以前、リング状の基板にRGB-LEDが乗ったものを買ってとりあえず全点灯させてみたのですが、そのうちマイコンを使ったコントローラを作ってみようと思っていました。

作ろうとは思っていたのですがRGB-LEDコントローラの完成品がかなり安く売られているようでしたのでつい購入してしまいました。が、ちょっと失敗しました。

RGB-LEDにはそれぞれのチップにマイコンが内蔵されたもの(いわゆる2812タイプ)とRGB-LEDだけが内蔵されたチップがあります。

以前に購入したRGB-LEDはマイコン内蔵のいわゆる2812タイプで、今回購入したコントローラはマイコンを内蔵していないRGB-LEDのコントローラでした。このようなタイプのもので、電源を接続する赤と黒のリード、RGB-LEDを接続する4ピンのソケット、そして3つのボタンです。

LEDを接続しない状態でコントローラのみの消費電流は、5Vの時2mA、9Vの時10mA、12Vの時18mA、15Vの時26mA、18Vの時34mAでした。購入したショップのサイトに掲載されている写真には、電源電圧が12V-24Vとなっていましたが届いたものは5V-24Vとなっています。電源電圧と消費電流の関係をグラフにしてみると、ほぼ一次関数的に増加していることがわかります。つまり電源の入力回路はこんな感じではないかと想像できます。あまり電源電圧を上げるとツェナーダイオードの損失が増えるので12V程度で使ったほうがいいかもしれません。

LEDの接続方法は次の通りです。電流制限抵抗は電源電圧と使用するLEDによって適宜決定します。実際はアノードコモンの5050サイズの角型RGB-LEDを接続することを想定されていると思われますが、今回は普通の3mmLEDを各色1本ずつと抵抗は一律1kΩ、電源は12Vでテストしてみました。

LED側のソケットは穴がかなり細く、丸ピンのICソケット程度なので通常の四角いピンヘッダや四角いピンが付いているジャンパーワイヤーは挿入できません。丸いピンが付いたジャンパーワイヤーもしくは抵抗やトランジスタのリード程度の細さのワイヤーが必要となります。

ブレッドボードに組み立ててみた様子はこんな感じになります。

実際に点灯させてみると点灯や点滅パターンがいくつもあるのですぐには全体を把握できませんでしたがしばらく操作しているうちに操作方法が大体つかめました。COLORボタン
点灯パターンを選択します。単色、2色、3色、2色で片方が少し暗い、3色で1色が少し暗いなど20種類くらいの点灯パターンがあります。

・MODE/DEMOボタン
点滅パターンを選択します。普通の点滅やスムーズに明るさの変わる点滅など20種類くらいの点滅パターンがあります。その中のひとつにすべての点滅パターンを繰り返すDEMOモードがあります。

・SPEEDボタン
通常、電源が接続されると何らかのモードで点灯又は点滅を開始しますが点灯しない場合はこのボタンを押すことで電源がONになります。
COLORボタンを押した点灯モードではボタンを押すたびに明るさが8段階くらいに変化します。
MODE/DEMOボタンを押した点滅モードではボタンを押すたびに点滅速度が8段階くらいに変化します。
長押しすることでOFFになりますがLEDが点灯しなくなるだけで入力にあると思われるツェナーには電流が流れたままとなります。

すべての点灯パターンの画像や点滅パターンの動画はとても載せきれないのでDEMOモードの様子だけ載せておきます。(LEDの色がうまく撮影できていません。)

このようなコントローラが60円くらいで購入できてしまうと自分で作ろうという気力がちょっと失せてしまいますね。でも、大量生産にないオリジナリティーのあるものを作っていきたいです。

今回、間違えてマイコンを内蔵していないRGB-LED用のコントローラを購入してしまいましたがマイコンを内蔵したRGB-LED用のコントローラもかなり安価に売られているようです。

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