Aliexpressで電子工作-29 いまさらAMラジオ(組立編)

組み立て途中で発見したことや組み立て時の注意

説明書のミス

さて、部品を一通り確認したらサクッと組み立ててしまおうと思ったのですが組み立て途中にいろいろと不具合が発見されました。

 

一つは回路図上でC9と書かれた電解コンデンサが2か所にかかれています。

正しくは片方はC12です。

大した問題ではありませんが組み立て途中で迷ったり組み立て後にチェックで戸惑うかもしれません。

もう一つは部品の実装に関する間違いです。

スピーカ出力のところに電解コンデンサ(C11)が入っていますが回路図を見てもわかる通りイヤホンジャック/スピーカ側が+(プラス)になります。ところが基板上のシルク印刷も説明書の部品配置図も出力トランジスタ側がプラスになってしまっています。

取付の際には基板上のシルクと反対の向きにすることを忘れないようにしましょう。

尚、HX-207や同じ回路の同様のキット(DS05-7Bなど)等何種類かあるうち正しく印刷されているものもあるようなので組み立ての際は正しいのか間違っているのか確認が必要のようです。

組立時の注意など

半田付け個所は十分に確認したほうがいいでしょう。

今回、組み立てている途中では全く気が付かずに半田付け終了後動作がおかしかったためいろいろチェックしていたらハンダが浮いているところが発見されました。

半田付けをして余分なリードをニッパーで切断した際に衝撃で剥がれて浮いてしまったのではないかと思います。

また片面基板は両面基板に比べてパターンが熱ではがれやすいのですがあまりそれにこだわると加熱不足できちんとはんだが乗らないようなことが起きてしまいます。

組立後

基板上には電流を測れるように半田パッドが5カ所([A]~[E])あります。

この半田パッドを使用しなくても各部の電圧から電流を計算できる箇所も多いため、そういう箇所は電圧測定でもいいでしょう。

このポイントでしか測れないものはこれを使って電流を測ります。

半田パッドのうち[B]と[E]の電流は電圧から計算することができないため電流測定時に半田を除去して測定し、測定後は忘れずに半田でショートしておきます。

このあと少し改造する予定もあるためできるだけいろいろな箇所の電圧や電流を測定しておきました。

各部の電圧電流

電源電圧を3.0Vだけではなく2.6V、2.2Vと変えたときの電圧/電流も測定してみました。それによりいろんなことがわかってきたので次回に「改造編」としてまとめてみたいと思います。

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